【後編】私がFXで「当てる」ことをやめた理由

FX

前編では、予想を当てるトレードから抜け出すために「両建て」を試し、同じ通貨ペアゆえに利益と損失の「差」が縮まらないという大きな壁にぶつかったところまでお話ししました。

後編では、その疑問をきっかけにたどり着いた新たなトレードスタイルについてお話しします。

それでは、続きをご覧ください!


「同じ」ではなく「似ている」からこそチャンスが生まれる

そこで目をつけたのが、相関関係のある「別の通貨ペア」の組み合わせでした。
FXの世界には、比較的似たような動きをする通貨ペアが存在します。

同じ方向へ動くことは多いのですが、当然、全く同じ値動きをするわけではありません。
一方がグンと大きく動くときもあれば、もう一方が先回りして動くときもあります。
つまり、二つの通貨ペアの間の差が、広がったり縮まったりするんです。

私は、この「差の動き」にものすごく興味を持ちました。

同じ通貨ペアの両建てではビクともしなかった「差」が、別々の通貨ペアならダイナミックに動いてくれる。
だったら、この差の広がりと縮まりを利用して利益を出せるんじゃないか?

これが、私が相関を使ったトレードへと本格的に足を踏み入れる大きなきっかけになりました。

私にとって相関トレードは、ある日突然思いついた魔法のような手法ではありません。
両建てを実際にやってみて、「どうしたらこの問題を解決できるんだろう?」と悩み抜いた先で見つけた、地続きの方法だったんです。


ポジションをゲームの「部隊」のように考える

両建てから相関トレードへと考え方が進むにつれて、私の中でさらにもう一つ、劇的な変化が起きました。
それは、一つ一つのポジションを、それぞれ独立した「イチかバチかの勝負」として見なくなったことです。

私はもともとシミュレーションゲームが大好きなのですが、複数のポジションを同時にコントロールしているときに、ふと思ったんです。

「これって、ゲームでいろんな部隊を動かす感覚にそっくりだな」と。

一つの部隊だけで突撃するのではなく、それぞれ役割の違う部隊を戦場に配置していくイメージです。
最前線に出て利益を取りにいく攻撃部隊もあれば、後方で全体の手綱を握って支える守備部隊もある。
仮に一つの部隊が思うように動けなくても、別の部隊がしっかり働いてくれていれば、国全体(口座全体)としては十分に戦えますよね。

FXのポジションも、全く同じように考えられるんじゃないかと思ったんです。

一つのポジションが含み損を出しているからといって、それだけを見て「あぁ、失敗した…」と落ち込むのはやめました。
代わりに、「このポジションは、今のチームの中でどんな役割を果たしてくれているんだろう?」と考えるようになったんです。

一つ一つの細かい勝ち負けではなく、チーム全体としてプラスになっていればそれでいい。
この頃から私にとってFXは、「相場の上下を当てるギャンブル」から「複数のポジションをどう配置して動かすかを練るシミュレーションゲーム」へと変わっていきました。


今のトレードも、この考え方の延長線上にあります

もちろん、相関を使い始めたからといって、すぐに完璧なトレードが完成したわけではありません。
実際にリアルマネーで運用していくと、やっぱりまた新しい壁や問題が出てくるんですよね。

そのたびに、「だったら、次はこうしてみたらどうかな?」と考えて、少しずつカスタマイズを重ねてきました。

今の私のトレードは、相関を使い始めた初期の頃と比べても、かなり形が変わっています。
それでも、「一つのポジションだけで一喜一憂せず、複数のポジションを一つのチーム(部隊)として動かす」という根本の考え方は、今でもしっかりと生きています。

振り返ってみると、私のスタイルはこんなふうに進化してきました。

  • 方向を当てようとするトレード
     ↓
  • 同じ通貨ペアでの両建て
     ↓
  • 相関する通貨ペアの組み合わせ
     ↓
  • 複数のポジションを「部隊」として捉える

こうやって少しずつ、今の自分に一番しっくりくるスタイルが作られていったんだなと感じています。


このブログでこれから書いていきたいこと

このブログでは、そんな私のリアルなトレードの裏側をお届けしていきたいと思っています。

うまくいった綺麗な話だけじゃなく、「実際にやってみたらこんな問題が出ちゃいました」という失敗談。
そこから何を学び、どうやって工夫して乗り越えてきたのか。
そして、今現在どんな考え方でポジションを組み立てているのか。

私のやり方がFXの「絶対的な正解」だと言うつもりは毛頭ありませんし、誰でも必ず儲かる魔法の聖杯でもありません。
最初にお話しした通り、私は専業でもプロでもない、ただの個人トレーダーです。

だからこそ、「へえ、こんな風にユニークな視点でFXを楽しんでいる人もいるんだな」くらいの、気楽な読み物として付き合っていただけたら嬉しいです。

そして何より、このブログを書くことで、私自身も日々のトレードを冷静に整理していけたらいいなと思っています。


次回は「相関」のお話をもう少し深掘りします!

今回は、私が「上か下かを当てる」トレードを卒業し、両建てを経て、相関を使ったトレードにたどり着くまでのストーリーをお話ししました。

では実際に、なぜ「似た動きをする通貨ペア」を組み合わせようと考えたのか?
そして、同じ通貨ペアを両建てするのと一体何が違うのか?

次回は、「1つの通貨ペアだけを見ない!私が『相関』に注目した理由」というテーマで、私のトレードの土台になっている「相関」について、図なども交えながらもう少し詳しく書いてみたいと思います。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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